#熊谷研究室に関する研究の一覧

  • kumagaya researches no.06

    自分の困りごとを、
    研究テーマに

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    障害や病気、貧困や子育て、仕事など、様々な苦労を抱えた本人が、専門家や支援者に任せきりにせずに、自らの苦労のメカニズムや対処法について、似た苦労を持つ仲間とともに研究する当事者研究。私たちは、日本で誕生したこの当事者研究について研究を進めています。

  • kumagaya researches no.05

    発達障害者による発達障害者のための当事者研究会

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    2011年からスタートした発達障害者による当事者研究会で、延べ2,700名を越える当事者が、自らの経験や困りごと、生活の中での工夫などを語り、承諾が得られた語りに関しては記録しています。おとえもじてでは「コミュニケーション障害の人」と「ふつうの人」がいるのではなく、社会モデルの視点に基づき、多くの人が共有している文化やルールにあてはまる身体的特徴を持った人たち(多数派)と、あてはまりにくい身体的特徴を持った人たち(少数派)のあいだに「コミュニケーション障害」が生じると考えています。

  • kumagaya researches no.04

    当事者でもできる研究から、
    当事者だからこそできる研究

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    英国などでは精神障害の領域で実装されている、当事者視点を活かした研究をアカデミアにもたらすことを目的としたユーザー・リサーチャー雇用制度を、国内では初めて多様な障害領域で開始した。聴覚障害のある牧野さんは、公益財団法人ECOMO 財団助成事業に採択され、機内快適性に関する尺度を開発、廣川さんは「バリアフリー演劇」など、舞台芸術の情報保障についてのアクションリサーチーを進めている。

  • kumagaya researches no.03

    当事者参加型
    自閉スペクトラム症研究

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    自閉スペクトラム症(ASD)の当事者研究から得られた身体的・認知的多様性に関する仮説のいくつかを、実験心理学的な手法で検証するとともに、多ニューロダイバーズの人々を包摂する社会環境の条件を探求しています。また、当事者が報告する視聴覚経験を体験できる「ASD 知覚体験シミュレータ―」を開発し、そのスティグマ低減効果を検証しています。

  • kumagaya researches no.02

    誰もが当事者になる
    インクルーシブな職場

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    メンバーがそれぞれの可能性を発揮できる組織文化の重要性は、普遍的なものです。他方、正確な自己理解をテーマとする当事者研究では「経験は宝」というスローガンのもと、積極的に症状や苦労、失敗談といった「弱さ」を情報公開し、苦労のメカニズムや対処法をグループ全体で研究します

  • kumagaya researches no.01

    アスリートの知られざる困難と、そこから学べるもの

    当事者研究分野
    熊谷 研究室

    トップアスリートは、能力主義や競争原理の中で心身を消耗し、ピーク期や現役を引退した後、新しい人生の目標を再構築することに困難を経験することがあり、成績向上やメダル獲得という短期的視野だけではなく、長期的かつ全人的なスケールで、アスリートのサポートを考えることが重要です。

  • kumagayanamiki researches no.03

    みんなでつくる
    みんなのキャンパス

    当事者研究分野
    熊谷 ・ 並木 研究室

    このプロジェクトでは、多様な人々が研究活動に参加できるアカデミアを実現するために、バリアフリー支援室、環境安全センター、大学総合教育研究センターなど複数の学内組織とも連携しながら、大学組織の「structure:ストラクチャー(制度や物理的環境)」と「culture:カルチャー(人々の価値観に基づく慣習や態度)」の両面から、知識を生み出す工場とも言える大学組織のデザインを、障害等の様々な困難を持つ当事者ならではの視点で提案し、誰ひとり取り残さないインクルーシブなキャンパスの実現を目指します。

  • namikikumagaya researches no.02

    バリアフリー実験室

    インクルーシブデザインラボラトリー
    並木 ・ 熊谷 研究室

    理工系への進学を希望しているにもかかわらず、バリアの存在によって進路を変更する学生は少なくない。大学での障害学生の支援において、講義における配慮についてはノウハウが確立しつつある一方、理工系分野の科目において、身体の感覚や運動機能が求められる実験、実習の場面での支援は立ち遅れている。

  • namikikumagaya researches no.01

    建設的対話支援ツール

    インクルーシブデザインラボラトリー
    並木 ・ 熊谷 研究室

    障害のある学生や研究者に対する合理的配慮の内容を検討するためには、診断名・ADLなどの障害状況に応じ、研究室受入教員と当事者と間で建設的対話を行うことが法律により義務付けられている。この合理的配慮を決定する対話プロセスを支援するためのツールとして、ワークシートを作成する。